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上肢と手の仕組み

上肢は上肢帯、上腕、肘から手首までの前腕、手の部分に大きく分けられます。上肢帯の部分の筋群は上肢帯筋と呼ばれており、肩から上腕にかけて包み込むようにある強大な三角筋と、きょく上筋、きょく下筋、小円筋、大円筋、肩甲下筋で構成されています。肩甲骨、鎖骨と上腕骨を連結し、浅胸筋や浅背筋と協力して肩関節に作用して腕を回転させます。

上腕の筋は、上腕二頭筋などからなる前部の屈筋群と、上腕三頭筋などからなる後部の伸筋群とで構成されています。上腕二頭筋は長い紡錘形をした筋で、肘を曲げる動作に関わり、いわゆる力こぶを作る筋です。上腕三頭筋は、主に肘を伸ばす動作にはたらく筋で、下端は大きな腱となり、肘頭に付着しています。

前腕の筋は前部の屈筋群と後部の伸筋群に大別できます。上腕の筋群に比べると複雑な構成で、前部の筋群は8つで、後部の筋群は尺側手根伸筋や指伸筋、示指伸筋など、11筋で構成されています。

ほとんどの前腕筋は筋尾が腱となって手指の骨に付着し、腕から手指にかけての複雑で繊細な動作を可能にしています。

手の運動領域は脳でかなりの範囲を占めています。また、ものを掴むだけでなく、触れて感覚的情報を得ることもできる大切な器官でもあります。

手をかたちづくる骨は前腕側の手根骨8個と、手のひらや甲の部分の中手骨5個、指の部分の指骨14個の合計27個もあり、それぞれ全て関節しています。

指の関節は、つまむ、つかむ、握るなどの手の複雑で繊細な動きを可能にしています。

また、手には前腕から各指先に伸びる血管や神経が集中しています。それを保護するのが靭帯で、手背側は伸筋支帯、手掌側は屈筋支帯と呼ばれています。

5本の指の筋肉にはそれぞれ、前腕の筋肉から伸びる伸筋腱および屈筋腱が張り付いて、しっかりと固定されています。これらの腱は、手首のところで腱鞘という結合組織性の鞘で束ねられています。

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